つけましたか?住宅用火災警報器!

更新日:2020年10月15日

住宅用火災警報器があなたの命や財産を守ります!(つけましたか?住宅用火災警報器)

平成16年(2004年)6月に消防法が改正され、すべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。
加賀市においては、火災予防条例を改正し、平成18年(2006年)6月1日から適用となりました。
安全・安心のため、家族、あなたの命や財産を守る住宅用火災警報器を早期に設置しましょう!!

なぜ住宅用火災警報器が必要なのでしょうか?

全国の火災の傾向を見ますと、建物火災による死者のうち、住宅火災による死者の割合が高いことが分かります。
そして、住宅火災で亡くなられる人の数が増加しており、そのほとんどが逃げ遅れによるものです。さらに、65歳以上の高齢者が全体の半数以上を占め、今後、高齢化社会の進展とともに、死者数は増加するおそれがあります。
このような状況から、消防法が改正され、全ての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。

住宅用火災警報器は、火災の発生を早期に発見し、逃げ遅れによる死者を防ぐことができます!住宅用火災警報器が設置されていない住宅と比較し、設置されている住宅では火災発生時の死者の発生率が約3分の1以下に減少しており、また、日本よりもずっと早く住宅用火災警報器の設置が義務化されているアメリカやイギリスでは、普及率の向上により、死者が大幅に減っています。

「すべての住宅」とは?

戸建住宅、店舗併用住宅の住宅部分、共同住宅(自動火災報知設備が設置されていない小規模な共同住宅で、共用部を除いた居室部分が対象となります。)などすべての住宅が対象です。

どんな種類があるの?(住宅用火災警報器とは?)

住宅用火災警報器は、を感知し、音声や警報音で火災の発生をいち早く知らせるものです。加賀市火災予防条例では、煙感知式の住宅用火災警報器の設置が義務化されました。

感知方式 (ガス漏れ警報器との複合型もあります)

  1. 煙感知式…寝室、階段、廊下 (設置義務)
  2. 熱感知式…台所、居間 (設置推奨)

電源方式

  1. 電池タイプ…マンガン、アルカリ、リチウム電池を使用します。
    電池寿命は約1年~10年と製品によって様々です。
  2. 家庭用電源(AC100V)タイプ…電気工事士による工事が必要なものと、コンセントへ差し込むものがあります。

警報システム

  1. 単独型…火災を感知した火災警報器だけが警報を発します。
  2. 連動型…火災を感知した火災警報器だけでなく、接続されている全ての火災警報器が火災信号を受け警報を発します。(無線式もあります)

住宅用火災報知設備

住宅用火災報知設備は、火災を発見した感知器からの信号を受けて、受信機が火災発生を知らせる設備です。
感知器本体は警報音を鳴らさないため、受信機(補助警報装置を含む)を設置する事が必要です。

その他

高齢者の方や耳の不自由な方のために、振動によって火災の発生を知らせる補助装置もあります。

どこに設置するの?(設置場所や取付位置)

設置場所

  • 就寝室…普段、寝室として使用している部屋に設置します。
    (子ども部屋やお年寄りの部屋、居間兼寝室なども、寝室として使用している場合は設置が必要です。)
  • 階段…就寝室に使用している部屋のある階の階段の踊り場の天井又は壁に設置します。
    ただし、1階など容易に避難できる階(避難階といいます。)は除きます。
  • 廊下…就寝室、階段で設置の必要がなかった階で、7平方メートル(概ね4畳半)以上の部屋が5以上ある階には廊下に設置が必要です。
平屋建ての場合、2階建ての場合、3階建ての場合の設置場所図

取付位置

  • 天井に設置する場合…壁や梁(はり)から(住宅用火災警報器の中心まで)60センチメートル以上離して取り付けて下さい。
  • 壁面に設置する場合…天井から(住宅用火災警報器の中心まで)15~50センチメートル以内の場所に取り付けて下さい。
  • 共通事項…エアコンや換気扇の吹き出し口から1.5メートル以上離して取り付けて下さい。

お手入れは必要なの?

住宅用火災警報器が適切に機能するためには維持管理が重要です。「いざ」というときに住宅用火災警報器がきちんと働くよう、日頃から作動確認とお手入れをしておきましょう。
 「電池切れに注意!」定期的に作動確認をしましょう。
 定期的にお掃除を行いましょう。
 電池が切れそうになった際や故障の際に音や光で知らせてくれる機種があります。対処方法は取扱説明書を確認してください。

動作確認のしかたチラシ

どこで買えばいいの?

家電量販店やホームセンター、大規模小売店舗、消防設備を取扱っている会社などで販売されています。
また、お近くの電気店でも取り扱っている場合がありますし、ガス事業者では、販売、リースを行っている会社もあります。

新築、改築の際には、ハウスメーカーや施工会社にもご相談ください。

価格は電池の寿命、種類等によって異なりますが、3,000円台から8,000円台を中心に販売されています。

共同購入をしませんか?

町内会や自治会などの地域単位で共同購入することにより、比較的安価に購入することができます。また、悪質訪問販売の対策にも大変有効です。
共同購入のご相談は、消防本部消防課(予防係)またはお近くの消防署、消防分署へお問い合わせ下さい。

共同購入などに関するお問い合わせ先

加賀市消防本部 予防課

電話番号:72-0758

加賀市消防署

電話番号:72-0119

大聖寺分署

電話番号:73-0119

片山津分署

電話番号:74-0119

山代分署

電話番号:77-0119

山中分署

電話番号:78-0119

「合格の表示」ついて!

 住宅用火災警報器に『合格の表示(型式適合検定に合格したものである旨の表示)』が表示されることになりました。(平成26年4月1日から)
これまでに販売されていた住宅用火災警報器には下図のような「NSマーク」が表示されているものが大部分でしたが、住宅用火災警報器が国家検定品になったため、今後は下図のような「合格の表示」が表示されることになります。
「NSマーク」の製品も検定品と同等の性能が確認されているため、経過措置として平成31年3月31日まで販売が認められています。

NSマーク

日本消防検定協会NSマーク
NSマーク

合格の表示(国家検定品)

合格の表示(国家検定品)

悪質な訪問販売にご注意を!!

 住宅用火災警報器の設置義務化に伴い、不適切な販売行為の発生が報告されています。訪問販売を利用される場合には、次の点にご注意ください。

  • 消防職員や消防団員が住宅用火災警報器を販売することはありません。
    また、特定の業者に委託することはありません。 
  • 相手の身分を確認し、連絡先を必ず控えておきましょう。 
  • 住宅用火災警報器の価格は、約3,000円台から8,000円台を中心に販売されており、法外な値段で販売されないよう注意しましょう。 
  • 住宅用火災警報器を設置しなければならない場所(就寝室、階段、台所等を確認しておきましょう。 
  • 配線工事を必要としない住宅用火災警報器は、誰でも簡単に取付けることができます。
  • 法令上罰則規定はありません。

悪質販売でだまされてしまったら・・・

住宅用火災警報器はクーリング・オフ対象商品です。クーリング・オフに関するお問い合わせは、加賀市消費生活センター又は石川県消費生活支援センターへ。

クーリング・オフ制度に関するお問い合わせ先

加賀市消費生活センター

電話番号:72-7857

石川県消費生活支援センター

電話番号:076-267-6110

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部予防課

電話番号:0761-72-0119 ファクス番号:0761-73-0382

メールフォームによるお問い合わせ

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