マダニによる感染症に注意しましょう
マダニの多くは春から秋にかけて活動が活発になります。
発生地域の拡大とともに継続して患者の発生が報告されており、今年度に入り南加賀保健福祉センター管内においても約10年ぶりに日本紅斑熱患者の発生が2件報告されております。
ダニ感染症とは
ウイルスや細菌などの病原体を保有するダニに刺されることによって起こる感染症です。ダニ媒介感染症には、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ツツガムシ病などがあり、全国的に多くなっています。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
- マダニが媒介する感染症です。
- ウイルスを保有するマダニ咬まれることで感染します。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の症状等
潜伏期間
6日~14日
症状
発熱、消化器症状(食欲低下、嘔吐、下痢など)
重症化し、死亡することもあります。
その他
有効な治療薬やワクチンはありません。
日本紅斑熱とは
日本紅斑熱は、リケッチアの一種であるリケッチア・ジャポニカ(Rickettsia japonica)という細菌を保有するマダニ(キチマダニ、フタトゲチマダニ、ヤマアラシチマダニ等)に刺されることで感染します。
日本紅斑熱の症状等
潜伏期間
2日~8日
症状
頭痛、発熱、倦怠感を伴って発症します。
発熱、発疹(四肢末端部)、刺し口を主要三徴侯とし、ほとんどの症例にみられます
その他
日本紅斑熱は、適切な抗菌薬(テトラサイクリン系など)の投与により治療が可能ですが、予防に有効なワクチンがないため、マダニによる刺咬を防ぐことが重要です。
予防・対処方法
マダニは森林や草地などに生息する比較的大型のダニです。
シカやイノシシなど野生動物が出没する環境に多く生息し、春~秋(3月~11月)にかけて活動が活発になります。
マダニは、比較的やわらかい部位の皮膚に噛み付きます。咬まれた直後は自覚症状がなく、気づかないことも多いといわれています。
マダニに咬まれないために
草むら等マダニが多く生息する場所に入る場合は、腕、足、首など肌の露出を少なくしましょう
屋外から戻った後は、衣服や体にマダニがついていないか確認しましょう
もしマダニに咬まれてしまったら
吸血中のマダニに気づいたら、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科、外科)に受診してください。
屋外活動の後、発熱などSFTSが疑われる症状が出た場合は、速やかに医療機関に受診してください。
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更新日:2026年05月22日