河端さんの移住体験談

移住までの経緯・概要
東京都出身。都内の美術系の大学を卒業。
卒業後は、国内・国外の焼き物の産地を旅し、芸術や文化に触れる。その旅の中で、トルコを訪れた際に、染付磁器、色絵磁器に感銘を受け、工芸に携わる仕事に就く決意をする。旅行から帰ってきた後、友人がいたことをきっかけに、加賀市に訪れる。その際に、タイミングよく工房での仕事が見つかったことから、単身東京から加賀市へ移住した。
移住のきっかけ
どこか良い仕事先はないものかと、友達を頼って、全国各地の焼き物の産地を訪ねました。加賀市もその候補の中の一つでした。加賀市の近くでは、小松市や福井県なども視野にいれていました。その中で、なぜ加賀市に決めたのかという理由ですが、ちょうどタイミングがよく仕事と住まいが見つかったからだと思います。加賀市の良さや魅力は、住んでからわかることの方が多かったです。
私が移住した当時は、空き家バンク等の制度はほとんどありませんでした。移住してすぐ家を買うのはハードルが高いため、空き家を貸し出す制度や、お試しで住む制度が今後充実していけば良いと思います。
また、私の場合は仕事がすぐ見つかったのでよかったのですが、仕事がなければ生活ができないので、仕事の情報も多いほうが助かります。また、地域によっては、その土地のルールや習わしがあると思いますので、それらを教えてくれる人がいたり、情報を提供していたりすると便利ですね。
移住してよかったこと
よかったこと
食べ物がおいしいことに加えて、自然環境がよく、とても住みやすい環境だと思います。特に、伝統工芸を志す人にとってはベストな環境だと思います。
また、あまりセカセカせず、時間がゆっくり流れている感じも魅力に感じています。人の優しさ、あたたかさなど、人付き合いや地域性に昔ながらの良いものが残っていると感じます。
苦労したこと
車がない人は移動が大変かもしれません。また、地域に溶け込むのに時間がかかり、最初はどこにいってもアウェーな感じがすることもありました。
移住を考えている人へのアドバイス
北陸新幹線のおかげで、首都圏からのアクセスがとてもよくなり、都会から身近なまちになったと思います。住めば都という言葉もあるので、あまり重く考えず、一度来てみてはどうでしょうか。
取材協力
河端 玲子 さん
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更新日:2020年10月15日