加賀のティール
あぢの郷米加賀のティールの物語


トモエガモやコハクチョウなど、多くの水鳥が落穂を食べつつ冬を越す柴山潟周辺の干拓農地。そこを中心に若手農家たちが生産に取り組んでいる「あぢの郷米加賀のティール・ブルーラベル」は、化学農薬や化学肥料を一切使用しない無農薬栽培のお米です。(有機農業の推進に関する法律(平成18年)に基づくもので、有機JAS認証に限定されるものではありませんが、農法や資材はJAS有機に準拠しています。)
また、より広範な共生農業と安全・安心のお米づくりの普及を目指すため、無農薬の栽培技術を応用した「殺虫殺菌剤不使用」のオレンジラベルの栽培にも取り組んでいます。(オレンジラベルの圃場農薬は初期の除草剤(3成分以下)のみに限定されます。その除草剤も、加賀市共生農業推進協議会が推奨する選択基準を遵守し、関連法(農薬取締法、化学物質把握管理促進法、劇毒物取締法)が定めるランクでもっとも安全レベルの高いものを選択しています。)
安全・安心だけでなく、品質向上のため、厳しい食味基準のハードルを自ら課しています。それをクリアしたものだけを「加賀のティール」として出荷しています。
平成28年からは地域の小学生と連携し、“幻の米”「農林21号」の復活栽培にも挑戦しています。
生きものたちとの共生と自らの未来をかけ、新たな農業を目指す若武者たちの米づくりをご紹介します。
「ティール」とは、小型のカモ類を指す英語圏での呼び名です。日本の「あぢ」に相当する言葉です。

田植えに臨む「かが有機農法研究会」の若手農家
「加賀のティール」は直販用サイトでご購入できるほか、各地の取扱店でお買い求めいただけます。
- 栽培方法により、ブルーラベル(化学農薬・化学肥料不使用)とオレンジラベル(殺虫殺菌剤・化学肥料不使用)があります。
- 各ラベルで「コシヒカリ」「農林21号」「ミルキークィーン」「ササニシキ」 の4品種を取り扱っています。
- 取扱店舗等により、ラベルや品種のお取扱い内容に限りがある場合がありますので、ご了承のほどお願いいたします。
「加賀のティール」のラベルに込められた想い

「加賀のティール」のラベルデザインには、かつて万葉集の時代に歌われた「あぢむら(トモエガモなどの小型のカモの群れ)」がまるで立ち昇る雲のような大群で舞い降りてくる姿を模しています。残念ながら、現在の日本ではこのような「あぢむら」の光景を見ることができません。でも、いつかきっと、環境に優しいお米づくりを通じて「あぢむら」の風景をよみがえらせたい。そんな願いを込めて、その勇壮な姿をラベルの意匠に取り入れています。

化学農薬・化学肥料不使用のブルーラベル

殺虫殺菌剤・化学肥料不使用のオレンジラベル
「加賀のティール」のお取扱いをご検討の流通業者の方は下記のお問合せ先までご連絡ください。
かが有機農法研究会 販売担当
電話番号&ファックス:0761-74-2332(村田)
この記事に関するお問い合わせ先
こちらのページも見ています
更新日:2024年03月22日