栽培方法のご説明

更新日:2020年10月15日

「加賀のティール・ブルーラベル」栽培方法のご紹介

抑草技術について

 完全無農薬の「加賀のティール・ブルーラベル」では、殺虫剤や殺菌剤と共に、除草剤に至るまで一切の化学農薬を使用しません。そこで一番大きな課題になるのが、「いかに雑草の繁茂を抑えるか」です。ここではその「抑草技術」をご紹介します。基本は「田植えの前に雑草を発芽させて退治する」手法です。

1.早期湛水

背後に白山が広がり広大な田んぼでトラクターで早期湛水をしている写真

白山の麓で行われる早期湛水の作業風景

 通常の栽培よりも1ヶ月ほど早い時期に「代掻き」を行い、浅く水を張って雑草の発芽を促します。

2.2回代掻き

水面に浮かび上がった雑草の若芽を手に持っている写真

水面に浮かび上がった膨大な量の雑草の若芽

 雑草が十分に発芽した後、2回目の代掻きで雑草の若芽を除去します。

3.丈夫な成苗の育成

 通常の苗の1.5倍の期間(45日)をかけ、手植えの時代と同じような大きく丈夫な苗を育て上げます。

2人の男性が苗を一緒に持っている写真
女性がトラクターを運転し男性が後ろに立っている写真

4.米ぬかペレットの散布

 田植えと同時にペレット状の米ぬかを散布し、有機酸の作用で田んぼに残った雑草の種子の発芽を抑えます。

トラクターに乗せた機械で米ぬかペレットの散布をしている男性の写真
女性がトラクターを運転し、男性が袋に入った米ぬかを手で散布している写真

5.その他の管理

一面に黄色の稲穂が育っている写真

 田植え後の1ヶ月間は通常より深く水を張る「深水管理」を実施します。その他にも定期的な畦(あぜ)周りの草刈など、害虫や病気に負けないための作業が注意深く行われます。

 普及啓発と周辺圃場での農薬散布作業の際に注意を促すため、「加賀のティール」の生産圃場であることを示す看板が建てられます。

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環境課環境政策グループ

電話番号:0761-72-7892 ファクス番号:0761-72-7991

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