栽培方法のご説明
「加賀のティール・ブルーラベル」栽培方法のご紹介
抑草技術について
完全無農薬の「加賀のティール・ブルーラベル」では、殺虫剤や殺菌剤と共に、除草剤に至るまで一切の化学農薬を使用しません。そこで一番大きな課題になるのが、「いかに雑草の繁茂を抑えるか」です。ここではその「抑草技術」をご紹介します。基本は「田植えの前に雑草を発芽させて退治する」手法です。
1.早期湛水

白山の麓で行われる早期湛水の作業風景
通常の栽培よりも1ヶ月ほど早い時期に「代掻き」を行い、浅く水を張って雑草の発芽を促します。
2.2回代掻き

水面に浮かび上がった膨大な量の雑草の若芽
雑草が十分に発芽した後、2回目の代掻きで雑草の若芽を除去します。
3.丈夫な成苗の育成
通常の苗の1.5倍の期間(45日)をかけ、手植えの時代と同じような大きく丈夫な苗を育て上げます。


4.米ぬかペレットの散布
田植えと同時にペレット状の米ぬかを散布し、有機酸の作用で田んぼに残った雑草の種子の発芽を抑えます。


5.その他の管理

田植え後の1ヶ月間は通常より深く水を張る「深水管理」を実施します。その他にも定期的な畦(あぜ)周りの草刈など、害虫や病気に負けないための作業が注意深く行われます。
普及啓発と周辺圃場での農薬散布作業の際に注意を促すため、「加賀のティール」の生産圃場であることを示す看板が建てられます。
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更新日:2020年10月15日