アライグマなどの小動物の捕獲に関して

更新日:2024年04月01日

アライグマ及びハクビシンによる被害

近年、加賀市内でアライグマやハクビシンによる生活環境被害が増加しています。
アライグマやハクビシンは雑食性で非常に幅広い食性を示すため、市内でも多くの農作物が被害を受けています。また、屋根裏等の屋内を住家とすることが多く、糞尿や鳴声、においなどの被害の原因となっています。

市では被害の軽減のため、法令に基づく許可及び手続きを経て、これらの動物の箱わな(檻)による捕獲を実施しています。
捕獲を希望される場合は市役所下記担当課までご連絡ください

アライグマについて

アライグマは主にカナダから中央アメリカに生息する動物で、ペットとして昭和40年代に日本国内へ輸入され飼育が始まりました。
しかし、一部の個体が脱走や飼い主に捨てられるなどして野性化し、現在では全国的に分布しています。
目を覆うような黒い模様と、尾に縞模様があることが大きな特徴で、基本的には夜行性です。

気性の荒い個体も多く、人に感染する病原体を保有している可能性もあることから、目撃しても刺激せず近寄らないようにしてください。

アライグマは外来生物法で特定外来生物に指定されており、飼育・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つことが原則禁止されています。これらの項目に違反した場合、処罰の対象となることがあります。

ハクビシンについて

ハクビシンは主にアジアを中心に生息する動物で、戦時中に毛皮用として持ち込まれたことが主な侵入経路です。
鼻先まで伸びる顔中央の白い筋が特徴で、基本的には夜行性です。

アライグマ同様、ハクビシンも気性の荒い個体が多く、人に感染する病原体を保有している可能性があります。目撃しても刺激せず近寄らないようにしてください。

生活環境被害の例

アライグマ及びハクビシンは雑食性で非常に幅広い食性を示します。
市内ではブドウやナシ・スイカ・イチゴ・柿・キュウリ・トマト等の様々な農作物が被害を受けています。

また、前肢が非常に器用なため、柱や近くの木などを伝って民家の屋根裏や神社・廃屋などに入り込み、住み着くことがあります。
その際、糞尿により屋根にシミができたり、壁に穴をあけられる等の被害が出ることがあります。

被害を受けた場合は

市役所下記担当課にご連絡ください。
業務日に担当者が檻を設置または回収するために伺います。
檻設置、回収の業務日は月曜日・水曜日・金曜日の午後(12月~2月は火曜日・金曜日の午後)です。

尚、野生鳥獣を捕獲することは鳥獣保護管理法により原則禁止されています。
鳥獣を捕獲するためには、同法に基づく狩猟免許や捕獲許可の手続き等が必要です。
これらの手続きを経ず、動物を捕獲することは法令違反となり、処罰の対象となることがあります。

狩猟免許の取得等に関しては、石川県生活環境部自然環境課(電話番号:076-225-1477)までお尋ね下さい。

檻の中のアライグマの写真

アライグマ

【特徴】
目の周りにマスクのような模様がある
尾に横縞がある

檻の中のハクビシンの写真

ハクビシン

【特徴】
鼻先まで白い一本線がある

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

環境課環境政策グループ

電話番号:0761-72-7892 ファクス番号:0761-72-7991

メールフォームによるお問い合わせ

このページを見ている人は
こちらのページも見ています