平成29年度当初予算について

更新日:2020年10月15日

1.予算編成にあたっての基本的な姿勢

平成29年度から、今後10年間の施策の方向性を定めた「第2次加賀市総合計画」の計画期間が始まります。将来の都市像として掲げた、「住んでいたい 来てみたいまち」の実現に向けて、計画の初年度を力強くスタートしたいと考えています。

当初予算の編成にあたっては、これまで取り組んできた、「将来への備え」と「成長戦略」の2つの施策の柱を継承し、現在、策定作業の最終段階に入っている、「総合計画」の「前期実施計画」の内容等を念頭に置きながら、これまで実施してきた主要事業に加え、将来を見据えた新規事業を盛り込みました。

2.概要

予算規模について

 一般会計の当初予算額は、311億円(前年度の当初予算対比で0.2%の増加)、9つの特別会計・企業会計を合わせた全会計の予算総額は、657億1,450万円(前年度の当初予算対比で2.2%の増加)です。

当初予算重点項目

将来への備え

1 子育て安心パッケージ
エプロンをした女性と手をつないでいるスモックと帽子を被った二人の子供のイラスト
第2子 子育て世代の家計を応援します
  • 保育園に同時に入園する全ての第2子の保育料無料化
  • 第2子の放課後児童クラブ(学童保育)保育料を無料化
    (年収360万円未満世帯の第2子を対象)
  • 「病児・病後児保育」の第2子、第3子の保育料無料化
    (年収360万円未満世帯の第2子、年収640万円未満世帯の第3子を対象)
子どもの貧困対策に取り組みます
  • 学習支援、子育て応援ステーション「かがっこネット」、母子家庭等自立支援助成、保育料等軽減など
  • 給食費助成
    (準要保護児童・生徒への補助率を75%から100%へ引き上げ)
ブランコに乗って遊ぶ二人の子供のイラスト
子育てと仕事の両立を応援します
  • 保育園途中入園円滑受入
    (年度途中の保育園入園希望に対応できるよう、年度当初から配置基準を超えて保育士等を配置する法人立保育園に助成を実施)
子どもの楽しい遊び場をつくります
  • (仮称)楽しい遊び場・公園遊具の整備
    (中央公園体育館を活用した天候に左右されない遊び場の整備)
  • 中央公園遊具の整備
    (中央公園の「ちびっこ広場」に子どもの成長にあわせた大型複合遊具を整備)
  • 公園遊具の更新整備
    (地域住民の安全と遊び場・交流スペース確保のため遊具の改修・修繕を実施)
2 人口減少対策
ビルのてっぺんに双葉が生えている横で、拳を握って片手を上げているスーツ姿の男性のイラスト
地域の強みを活かした起業を応援します
  • ローカルベンチャー育成
    (「地域おこし協力隊」の制度を活用し、地方での起業に意欲のある若者への支援による移住を促進)
縁結びを応戦します
  • 「かが縁結びさん」養成
    (プロの結婚相談員の助言のもとで、「かが縁結びさん」を養成し、結婚をサポート)
3 チャレンジできるまちづくりプロジェクト
くらしと就労をサポートします
向かい合わせに机を挟んで座っている二人の女性のイラスト
  • 若者等就労支援
    (市内の若年無業者等を対象とした就労支援プログラムによる自立を促すとともに、介護・観光分野等の人材を確保。また、就労希望のある都市部の若者への農業実地研修等の支援など)
  • 生活困窮者自立促進支援
    (生活保護に至らない生活困窮者への自立相談支援や住宅確保のための支援給付)
  • 母子家庭等自立支援助成
    (ひとり親を対象とした就職に有利な資格取得のための支援)
4 KAGA健食健歩プロジェクト
「健幸づくり」を市民運動として普及促進します
首からタオルを下げて、ウォーキング中の老人2人と若者2人のイラスト
  • 健康づくり事業
    (食への関心を高めるとともに、株式会社タニタの健康プログラムの活用、インセンティブの付与により、市民の健康づくりへの意識を高める)
  • ウォーキング教室等の開催
    (スポーツ推進員の指導によるノルディックウォーキング教室を開催)
  • 健康づくりの拠点整備
    (黒崎小学校グラウンド跡地を芝生化した多目的広場の整備、「(仮称)橋立自然公園健康グリーンパーク」の整備)

成長戦略

1 IoTを核とした人材育成と産業創出イノベーション
「スマート加賀IoT推進事業」を推進します
パソコンモニターとノートパソコンのイラスト
  • IoT人材育成・拠点整備
    (市内企業を対象としたIoTに関する講習や実技講習・ものづくり教室の開催等を通した産業人材の育成と、人材育成や実証事業等を効率・効果的にに取り組むための拠点整備)
  • IoT技術の実証事業
    (製造業・農業分野での生産性向上のためのセンサー設置など、IoT技術の導入普及を目的とした実証事業の実施)
  • 小中学校プログラミング教育
    (プログラミング教育必修化の動きに先駆け、指導教員の養成・ロボット等の教材の整備・小中学生へのプログラミング教育の実施)
2 魅力的な観光戦略
魅力ある観光誘客を戦略的に行います
浴衣に、羽織姿で桶とタオルを持った男女と、子供二人のイラスト
  • 都市圏への観光戦略
    (地域の観光資源を活用した新たな体験メニューの企画、旅行業者による加賀温泉郷の旅行商品化など)
  • 温泉地誘客促進
    (山代・山中・片山津の三温泉それぞれの特色を活かし実施する観光誘客事業への助成)
  • 加賀温泉郷情報発信
    (加賀温泉郷全体の情報発信と出向宣伝などの誘客活動を総合的に実施)
3 海外都市交流・インバウンド
海外との交流を広げ、誘客促進を図ります
リュックやカメラを持った金髪の男性と女性と子供のイラスト
  • 海外都市交流
    (観光・教育・文化・スポーツなど、幅広い分野で海外都市交流を展開)
  • インバウンド戦略の推進
    (アジア諸国などへの戦略的な情報発信により、海外からの誘客促進を図る)
  • 観光地Wi-Fi(ワイファイ)整備
    (外国人観光客の利便性向上を目的に三温泉の観光拠点にフリーWi-Fi(ワイファイ)を整備)
4 柴山潟遊歩 景観観光ルートプロジェクト
まちと水辺を巡る散策ルートづくりを進めます
水面から上がる水しぶきと遠くに見える山々の写真
  • 柴山潟周辺の整備
    (柴山潟の湖畔と温泉街を繋ぎ眺望景観を楽しむため、柴山潟周辺の遊歩道、修景緑化、案内サイン等を整備)
  • 柴山潟湖岸遊歩道周遊ルートの検討
    (源平橋から八日市川河口付近付近までの区間の遊歩道周遊ルート検討調査の実施)
  • 手塚山公園等再整備基本構想の策定
    (片山津IC(インターチェンジ)からのゲートウェイとして重要な位置にある手塚山公園・実盛塚を柴山潟周遊ルートと関連付けた再整備のための基本構想策定)
  • 片山津温泉総湯公園の整備
    (親水広場内の駐車場の未舗装部分について、アスファルト舗装を実施)
  • 源平合戦「実盛と光盛」追想事業の開催
    (斎藤別当実盛関係者による講演や対談、びわ語り、中学生による演舞等の行事の開催) 
5 北陸新幹線関連事業
加賀温泉駅周辺の整備を進めます
北陸新幹線を斜め前から撮影した写真。新幹線は正面にブルー、側面は白地にオレンジのラインが入ったデザインになっている。
  • 加賀温泉駅舎デザインの選定
    (鉄道・運輸機構から示される複数の駅舎デザイン案から、説明会や意見募集を踏まえ市としての推薦案を選定)
  • 加賀温泉駅都市施設運営協議会の開催
    (駅舎やその周辺に設ける都市施設の内容や運営方針等を定める)
  • 新幹線整備に伴う移転・建替等
    (北陸新幹線の整備に伴う市有施設等の移転、建替等)

備考

こうした重点項目を始めとして、全ての施策を連携させながら、着実に推進していくことで、これからの加賀市を「躍進」へと導いていきます。

その他、一般会計の歳入、特別会計、企業会計など詳細な内容については、関連ファイルをご覧ください。

関連ファイル

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