下水道事業計画の見直しを行います(効率的で早期の水環境の改善を図ります)
1.加賀市の下水道事業
加賀市では、住み良いまちの実現、きれいな水を未来に残すことを目的に、公共下水道事業、農業集落排水施設事業、合併処理浄化槽の設置費助成などの下水道(生活排水処理)事業を進めています。
整備手法 |
概要 |
供用開始 |
---|---|---|
集合処理 |
大聖寺川水域の生活環境と加賀沿岸公共水域の水質改善を図る。 |
平成7年12月 |
集合処理 |
動橋川水域の生活環境と柴山潟の水質改善を図る。 |
昭和50年10月 |
集合処理 |
分校地区など農業振興地域における生活環境及び農業用水の水質改善を図る。 |
平成元年4月 |
集合処理 |
開発行為等により整備された処理施設。 |
平成3年4月(引取) |
個別処理 |
下水道区域外で戸別に排水対策を図る。 |
― |
2.下水道事業の普及率と接続率
人口が集中している地域から整備を進め、公共下水道および農業集落排水施設の処理区域内人口と、合併処理浄化槽を設置し汚水処理が可能な人口の合計は、行政区域内人口の67.7%となりましたが、石川県平均の92.9%に達していません。

処理区域内で下水道を利用している人口比率は、公共下水道で78.4%、農業集落排水施設88.3%となっています。利用促進にむけ戸別訪問をおこなっていますが、高齢・単身者世帯、資金難等の理由により伸び悩んでいます。

3.下水道事業の見直し(案)を作成しました
下水道事業は、水環境の改善策として欠かせない事業です。しかし、現在の公共下水道計画を進めていくには多くの期間と費用が必要です。また、下水道施設が老朽化し、維持費が拡大傾向にあることなど財政的な課題もあります。
そこで、人口減少の進行など社会情勢の変化に対応して、経済的な負担が少なく効率的に汚水処理施設が普及することを目指し、今後の公共下水道計画区域の一部を合併処理浄化槽区域に変更する下水道計画の見直し(案)を作成しました。
現在の合併処理浄化槽設置助成区域

新たに追加した設置助成区域


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更新日:2020年10月15日