消火栓の取り扱いと注意事項について
消防用消火栓(道路等消火栓)による消火訓練時


1 使用の際の注意点
(1)水道水に「赤水」が発生する恐れがあります!
消防用消火栓を使用した消火訓練により、水道水に「赤水」が発生し、町内の各家庭や飲食店、クリーニング店、事業所などに被害が発生することがあります。
1 住民の方への通知について
事前に消火栓を使った消火訓練の実施日時をお知らせするとともに、水道水に「赤水」が発生する可能性があることをお知らせしておいてください。
2 被害発生の対応について 1
赤水が発生した場合は、「赤水」がなくなるまで蛇口から水道水を流し続けるよう、お知らせしてください。
この場合、流した水量分は料金の計算から除外しますので、ご面倒ですが、減免申請を、市の水道料金センターまたは上下水道部経営企画課まで提出していただくよう、併せてお知らせしてください。
料金減免申請書 genmenpaper1 (Wordファイル: 42.5KB)
料金減免申請書 genmenpaper1 (PDFファイル: 35.8KB)
3 被害発生の対応について 2
飲食店、クリーニング店、事業所などで損害が発生した場合は、市の上下水道部経営企画課までご連絡いただくよう、お知らせください。市で状況を把握したうえで、対応いたします。
「赤水」が発生する原因は、消火栓の使用により急な水流が発生し、水道管内部に発生している赤錆が舞い上がったり、水道管壁面から剥がれたりして水道水と一緒に出てくることによるものです。



2 訓練実施者の対応
(1)消火栓を開く動作について
消火栓を開く時は、1分間以上かけて、ゆっくり行ってください。ただし、全開にはしないでください。(火災の場合は除きます。)
長期間使用していない場合、消火栓内や付近の水道管内部の錆による、濁った「赤水」が出ることがありますが、濁りがなくなるまで消火栓から放水してください。
(2)消火栓を閉める動作について
消火栓を閉めるときも、1分間以上かけて、ゆっくりと閉めてください。
(閉める動作の場合は火災の場合でも同様です。)
急に閉めますと、水道管内での急激な水圧変動により、付近の水道管が破裂したり、管内の水垢やさびが家庭や事業所の水道管に入り、蛇口から濁水や「赤水」が出てしまう場合があります。
消火栓が閉めにくい場合は、特に慎重に閉めてください。力を入れすぎてしまって、勢いで急に閉まってしまう場合があります。
また、しっかり閉まらない場合は、ゆっくりと開け閉めを繰り返しながら閉めてください。



(3)訓練する日時や時間帯に配慮を
消火栓による訓練の実施にあたり、「赤水」の発生や損害の発生の可能性を考え、水道の使用の少ない日と時間帯での実施にご配慮ください。
水道の使用の少ない時間帯は、一般的には13時~15時頃と思われますが、住民や店舗の営業状況により変わりますのでご注意ください。
(4)訓練のための消火栓の使用は事前に届け出を
町内会などで消火訓練のため、消防用消火栓を使用して訓練を実施する場合は、事前に使用の届け出を消防本部警防課まで提出してください。(最寄の消防分署でも可能です。)
なお消火栓は、消火や消火訓練以外の目的では使用できませんので、ご注意ください。
3 あくまで訓練時の対応です
以上の説明、注意事項はあくまで「訓練」の場合です。実際の火事での消火活動にはあてはまらない事項もありますので、念のため申し添えます。



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更新日:2024年06月11日