南出さんの移住体験談

更新日:2020年10月15日

東京から加賀市へ。サラリーマンから農家に転身。南出さんの移住体験談の文字とねぎ畑で草を取っている南出さんの写真

移住までの経緯・概要

  • 香川県出身。
  • 千葉県の大学に進学の後、東京でIT関連企業に就職。約10年間を過ごす。
  • 2008年 妻の故郷である加賀市に移住。移住後もサラリーマンとして金沢市の企業に勤める。
  • 2011年 単身赴任先の東京で遭遇した東日本大震災を契機に農業への転身を考える。
  • 2015年1月より、兼業農家であった妻の両親から農地を引き継ぎ、専業農家として農業をスタート。稲作をメインに、かぼちゃ、ねぎ、ブロッコリー等露地野菜の栽培にもチャレンジしている。

移住のきっかけ

大学を卒業後、東京のIT関連企業に就職しました。結婚後、子どもができ、田舎でのびのびと育ってほしい、との思いと、妻が3人姉妹の長女で故郷の家を継いでほしいとの思いから加賀市への移住を決意しました。

妻とは大学時代からの知り合いで加賀市には何度か訪れたことがあり雰囲気が分かっていたことや自分の弟や妹が親の近くに住んでいたので加賀市への移住に躊躇することはあまりありませんでした。

移住後もサラリーマンとして金沢の企業に勤めていましたが、2011年に単身赴任先の東京で東日本大震災に遭遇し、普段は食料品が山積みでモノが溢れかえる小売店から商品が一斉に姿を消した光景にショックを受け、生活の糧となる「食」対する思いが強くなったことや、残業や出張が多く、家族と過ごす時間が持てなくなってかたことから、妻の両親から農地を引き継ぎ専業農家としてやっていくことを決意しました。

移住してよかったこと・苦労したこと

よかったこと

都会と異なり、自然が豊富で、家のすぐ近くに遊び場があるので、子育てには最適です。家の前で遊ばせることもでき、ご近所との付き合いも深いため、自然に見守り体制ができています。また、小学校の規模自体が小さいため、同級生だけではなく、上級生や下級生との繋がりも深く、学年を超えて友達ができます。また、加賀市ではスポーツを通じた交流が盛んで、子どもたちはバスケットボールを通じて他小学校の友人も作っているようです。

苦労したこと

これまで太平洋側で暮らしてきたため、雪には驚きました。また、田舎はよく車社会と言われるのですが、私自身運転が好きだったこと、満員電車よりは車の方が気楽でよかったことから、あまり不便に感じたことはありません。

移住を考えている人へのアドバイス

田舎の近所付き合いと聞くと、少し閉鎖的で溶け込みにくいイメージがあるかもしれませんが、住んでみると全くそういったことはありませんでした。どちらかと言うと、地元の方々も興味津々といった感じもありました。

コミュニケーションのためのツールはたくさんあると思うので、どのように周囲に溶け込んでいくか、自分なりに考えることが大事だと思います。私の場合は、何にでもその環境に飛び込んでみました。

また、どの地域にも一長一短はあると思いますので、都会だったら…、他の地域だったら…、といったように地域を比較しても意味はないと思います。

畑の中に立ち身振り手振りで話をしている南出さんの写真
広大な畑の前で遠くを眺めている南出さんの写真

取材協力

南出 俊介さん

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