空き家をリノベーションし、理想の家づくりを実現。こだわりの空間で送る加賀での暮らし。

更新日:2023年04月13日

「さまざまなご縁とタイミングが重なり、加賀市に移住することになりました」そう語るのは、ご夫婦で加賀市に移住されたOさん夫妻。色々な土地での生活を経て、4年ほど前に加賀市へ移住。昨年空き家バンクを利用し住宅を取得後、リノベーションをしながら理想の家づくりを実現。今回はそんなお二人に、移住の経緯や加賀市での暮らしについてお話を伺いました。

Q1.お二人の出会いのきっかけや住まい歴について教えて下さい

私は石川県輪島市出身で、夫は奈良県出身です。私は大学進学を機に上京し、そのまま東京で就職しました。その後、徳島県にある人口6千人ほどの町にお試し移住のような形で数ヶ月住んだのですが、夫もそこに参加しており、出会ったのはそのタイミングです。徳島には合計すると数年住みましたが、その間には大阪との二拠点居住も経験しました。その後東京にしばらく二人で住み、ご縁あって加賀市に移住して来ました。

Q2.加賀市に移住された経緯を教えて下さい。

私は石川県出身で、大人になってからもう一度住んでみたいと思っていたんです。そう考えていた時に、友人から加賀市の移住コーディネーターの方を紹介していただきました。加賀市は移住サポートが手厚く、ご縁があると感じましたね。そして、地域おこし協力隊に応募する形で移住してきました。また、夫が加賀市にある石川県立山中漆器産業技術センターの石川県挽物轆轤技術研修所に入所したかったというのも大きな理由です。夫は芸大出身で「30歳になったらモノづくりがしたい」という思いが昔からあったみたいで。東京時代に輪島塗の販売を経験し、伝統工芸に触れたことで山中漆器に関心を持ち、研修所で学ぶことになりました。そういったことから夫婦で思いが一致し、加賀市への移住を決めました。

Q3.加賀市で住宅を購入しようと思った理由は何ですか?

元々移住を繰り返していたので、家を持つことや定住にあまり関心はなかったのですが、色々とタイミングや条件が重なり、アパート暮らしを辞めて家を持つことに決めたんです。市の住宅取得助成で移住者加算を受けられるのが、転入して3年以内ということと、夫の仕事の都合上、自宅兼工房を持った方が快適に暮らせるのではということで、移住して2年11か月の時に空き家バンクに申請しました。そこからはトントン拍子で事が進み、物件も決まりましたね。

Q4.家を購入して変わったことや良かったことは何ですか?

一軒家は音が気にならないのでいつでも洗濯ができて、トータルして家事がしやすくなりました。また、猫が飼えるようになったことも大きいです。改装も自分たちで自由にでき、インテリアにこだわれるようになったのもメリットだと思います。夫は木地の仕事とデザインの仕事をしているのですが、アパート暮らしの時は寝室にデザイン用のPCを置いていて、オンとオフの切り替えが難しかったんです。家づくりの際に居住スペースと仕事場を完全に区切ったことで、自宅にいながらもオンとオフの切り替えができるようになったことはとても良かったです。

Q5.お家で一番お気に入りの場所を教えて下さい。

洗面所です。家づくりにおいては、基本的に夫がメインでモノを選んだりしていたのですが、洗面所に関しては私がこだわりを持って全て決めました。洗面台は夫の手作りです。夫はリビングが気に入っており、そこでくつろぎながら猫と一緒に日光浴するのが好きな時間だそうです。窓は元々低くて暗かったのですが、壁を潰して窓の位置を上げたことでとても明るい部屋になりました。

Q6. 住宅助成を利用しての感想を教えて下さい。

制度の申請自体はそんなに難しくなく、有り難かったです。この制度があったからこそ、家を購入しようという考えになりました。移住して3年以内だったので、空き家バンクを利用することで助成を最大限受けられたのも良かったです。振込までがスムーズだったのも助かりました。

Q7. 加賀市でおすすめの場所やお店を教えてください。

山中温泉にある日本酒barです。温泉上がりにふらっと行けるのが嬉しいところです。日常生活の中で、あのようなこだわりの空間で美味しいお酒が飲めるのは、とても贅沢だなと思っています。また、夫のおすすめは何と言っても総湯です。朝と晩の2回入りに行くんですよ。総湯の醍醐味は独特のコミュニケーション文化ですね。地元のおじいさんと子どもの触れ合いを見て癒されたこともありますし、帰る時に「おやすみ」と挨拶して帰るところも良いなと感じます。夫は仕事も生活も自宅なので、総湯で人と話すことでリフレッシュになっているようです。

住宅取得等への助成

加賀市では、定住することを目的として、加賀市内で住宅を取得等される際の費用の一部を助成しています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.city.kaga.ishikawa.jp/sangyo_iju/iju_teiju/josei_hojokin/index.html

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