従業員のライフステージの変化に応じて働きやすい環境をつくるナイテック・プレシジョン・アンド・テクノロジーズ株式会社。
Q1.下口さんのご経歴、会社の事業内容について教えてください。
加賀市に生まれ、高校卒業までをずっと加賀で過ごしました。その後、大学進学を機に一度は県外に出たのですが、大学卒業後に加賀に戻ってきました。大学は長野県なので、自然豊かなところは加賀と変わらないのですが、やっぱり加賀にいる家族の近くに住みたいなと思って。
入社後は総務部に配属され人事業務に従事していましたが、7年ほど前からは管理部にて総務・安全衛生業務に携わっています。事業内容として、弊社はスマートフォンやタブレット用のタッチパネルの製造をしています。
Q2.結婚を希望している人たちに向けた、貴社独自の取り組みや活動があれば教えていただきたいです。
加賀商工会議所主催の婚活プロジェクトに実行委員として初期から参加させていただいていて、イベント時には社内で参加者を募集しています。社内恋愛を禁止していませんし、社内結婚している方もたくさんいますよ。
弊社独自の取り組みとしましては、結婚時に結婚祝い金と特別休暇はもちろんのこと、子育て世代には、出産手当金や毎月の児童手当、出生や学校進学時には、お子さん1人につき一律15万円の子育て支援金があります。また積立休暇制度というものがあり、2年間で権利失効した年次有給休暇の残日数を積み立て、一定の事由が生じた場合に使用できる制度があります。本人の病気、家族の病気、子どもの学校行事への参加、子どもの休校・休園日、育児、介護などに使用できるんです。この2つは本当に珍しい取り組みだと思いますね。
Q3.企業として、結婚(~子育て)世代を支えたい、と思うようになったきっかけはありますか?
弊社の他の関連工場に比べて女性比率が3割と高いので、結婚・出産しても、職場に復帰しやすいような環境を整えています。現在、出産後の復帰率は100%なんです。さらに第2子・第3子も出産しやすいよう、男性・女性を問わず有給とは別に育児時短制度や、子どもの看護休暇を取得することができます。こうした休暇は男性従業員も積極的に取得していますよ。子どもの予防接種や市の健診って、連れて行くために母親が仕事を休むイメージじゃないですか?そこを男性従業員にも休みを取って協力して欲しいなと。
Q4.加賀市の人口減少について感じることや思う事はございますか?
結婚する年齢の高齢化、結婚願望がない人が多いと感じますね。一人で自由にいたいという気持ちも分かりますが、新型コロナの影響で家にいる時間が長く、働き方についても、出社せず自宅でテレワークするなど、大きな転換期に来ていると思います。都会で働くのではなくUターンを選ぶ方も出てくるかもしれません。もちろん、多様な価値観は尊重していますが、これを機に結婚し家庭を持つという選択肢についても考える人が増え、加賀市の人口減少に歯止めがかかればと思います。
最後に、結婚~子育て世代へメッセージをお願いします。
女性だけではなく男性も育児と仕事を両立しやすい環境になってきていると思います。弊社は工場での生産業務があるのでテレワークのできない職種の社員もいますが、オフィスワークの部署では現時点で70%の社員がテレワークとなっています。こうしたテレワークを導入している企業も増えていますので、自身のワークライフバランスの実現のために加賀市や会社の制度をうまく活用していただければと思います!
加賀商工会議所婚活プロジェクト
加賀商工会議所では、平成21年度から、会員事業所が抱える跡継ぎ問題や従業員の未婚について、更には、会員満足度の向上や地域の活性化対策も目的として婚活事業を開始しました。
このページでは、その婚活事業を支える加賀商工会議所婚活プロジェクトの実行委員企業をご紹介しています。
加賀商工会議所婚活プロジェクト
http://kagaworld.or.jp/cci/konkatsu/wp/
※この記事は、令和2年8月に結婚&子育て情報サイト「kagaみん」に掲載されたものです。
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更新日:2022年01月25日