祝「坂網猟の用具及び関係資料」、「片野鴨池の坂網猟」石川県指定文化財に指定へ
祝「坂網猟の用具及び関係資料」、「片野鴨池の坂網猟」石川県指定文化財に指定へ
有形民俗文化財「坂網猟の用具及び関係資料」、無形民俗文化財「片野鴨池の坂網猟」は令和7年12月2日付、石川県公報を経て、正式に県指定文化財となりました。
坂網猟とは
坂網猟とは、加賀市の片野鴨池で行われる、江戸時代から続く伝統的な鴨猟です。この猟は、池周辺の地形を巧みに利用し、夕方に飛び立って早朝に戻る鴨を狙って行われます。猟師は「坂網」と呼ばれる柄付きの網を素早く投げ上げ、空中で鴨を捕獲します。
猟に使用される用具の構造も江戸時代からほとんど変わっていません。文献資料には、坂網猟の由来や、明治から昭和にかけて活動した捕鴨組合の記録も残されており、当時の地域の暮らしや文化を知る貴重な手がかりとなっています。
これらの技や資料は、片野鴨池とその周辺地域に根づく文化を理解するうえで、非常に重要です。
住所
加賀市片野町 ほか

この記事に関するお問い合わせ先
このページを見ている人は
こちらのページも見ています
こちらのページも見ています

更新日:2025年12月04日