【9/1(月曜日)チケット発売開始】加賀市能のまち推進事業 小説『陰陽師』×能「殺生石」

更新日:2025年08月22日

 

文学と能が織りなす幽玄の世界へ―

小説『陰陽師』に描かれ、能の人気演目としても知られる「殺生石」。『陰陽師』の作者 夢枕 獏氏による講演の他、能楽師との対談や能公演を通して、文学と能、それぞれが表現する世界の魅力に迫ります。

【日       時】 令和7年11月22日(土曜日)13時開演(12時30分開場)
【会       場】 山中座(石川県加賀市山中温泉薬師町ム1番地)
【料       金】 前売1,500円(当日2,000円) ※全席自由
【出       演】 小説家   夢枕  獏
                      宝生流能楽師   渡邊  茂人・佐野  玄宜・佐野  弘宜 ほか
【主       催】 加賀市・加賀市教育委員会
【助       成】 公益財団法人いしかわ県民文化振興基金
【お問合せ】 (公演前日まで)加賀市文化課 0761-72-7988
                      (公演当日)        加賀市役所    0761-72-1111(代)

 

※ 未就学児入場不可
※ 前売券が定員に達した場合は、当日券の販売はありません。
※ 車椅子をご利用の方は、加賀市文化課(0761-72-7988)までお問合せください。

 

▼チケット取扱いはこちら
・山中座
・アビオシティ加賀
・石川県小松市團十郎芸術劇場うらら
・ローソンチケット(https://x.gd/WEA8z)

 

公演内容

第一部

・講演    夢枕 獏
・対談    夢枕  獏×佐野  玄宜

第二部

・仕舞「鉄輪(かなわ) 」               渡邊  茂人
・半能「 殺生石 (せっしょうせき) 」         佐野  弘宜

 

▼仕舞「鉄輪」あらすじ

  自分を捨てた夫と後妻に激しい恨みを抱く女が、丑の刻参りをすると神託を授かり、二人を呪い殺そうとする。しかし、元夫の頼みで陰陽師  安倍晴明が祈祷を捧げると、鬼になった女の前に神々が現れ責め立て、女は時機を待つといって姿を消す。
  仕舞では、女のすさまじい恨みや嫉妬心を謡と舞で表現する。

※仕舞とは…能の見せ場となる場面を、能面や装束を用いず紋付・袴姿で舞う上演形式

 

▼半能「殺生石」あらすじ

  玄翁和尚(げんのうおしょう) は奥州から京都へ向かう途中、那須野の原(栃木県)で、ある石の上空を飛ぶ鳥が、次々と落ちて死ぬのを不審に思う。里の女は、その石がかつて玉藻(たまも) の前という美女の姿で鳥羽院(とばいん) に近づいたものの、陰陽師に見破られて討たれた九尾の狐の怨念が宿る「殺生石」だと語った。そして、里の女は自らがその石魂である、と告げると姿を消す。
  玄翁が読経して供養していると、石が真っ二つに割れて、中から狐が現れる。狐は自らの過去を語り、供養により心を改めたので、以後悪事を働かぬと誓って消え失せる。

※半能とは…作品の前半を省略し、主に後半(後シテの登場以降)を中心に演じる上演形式

 

出演者

夢枕獏

夢枕  獏

1951年生まれ、1977年に作家デビュー後、「キマイラ」「魔獣狩り」「闇狩り師」「餓狼伝」「陰陽師」などのシリーズ作品を発表。89年『上限の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、その後も『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞、『大江戸釣客伝』では吉川英治文学賞・泉鏡花文学賞・舟橋聖一文学賞を受賞。2018年春、紫綬褒章受章。映画化、漫画化された作品も多数。

 

渡邊茂人 写真

渡邊  茂人

1972年生、金沢市出身。宝生流能楽師・渡邊容之助の長男。
宝生流18代宗家・宝生英雄、19代宗家・宝生英照に師事。
東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業。
重要無形文化財総合認定保持者。

 

佐野玄宜 写真

佐野  玄宜

1981年生。宝生流能楽師・佐野由於の長男。宝生流19代宗家・宝生英照、20代宗家・宝生和英に師事。早稲田大学教育学部卒、同大学院文学研究科修士課程修了。東京、金沢、富山県内各地の稽古場で指導、能楽の普及発展につとめる。重要無形文化財総合認定保持者。椙山女学園大学非常勤講師。

 

 

佐野弘宜 写真

佐野  弘宜

1983年生。宝生流能楽師・佐野由於の次男。
宝生流19代宗家・宝生英照、20代宗家・宝生和英、人間国宝・大坪喜美雄、父・佐野由於に師事。東京藝術大学・大学院修士課程修了。
北陸3県・関東を中心に全国の舞台に出演、指導に当たる。令和5年の千人謡において、加賀市内小学校での謡講師をつとめた。

 

その他

・会場に駐車場はありません。近隣駐車場をご利用下さい(台数に限りがあります)。
・写真撮影、録音、録画は固くお断りいたします。
・能サポアプリ利用時以外は携帯電話・電子機器の電源をお切り下さい。
・会場内での飲食はお断りします。
・都合により、出演者・演目が変更になる場合がありますので、予めご了承下さい。変更に伴う払戻しはいたしません。    

 


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・当日受付でタブレットの貸出もします(台数に限りがあります)。
・解説は半能のみとなります。

視覚に障害がある方には、事前に演目解説を行います(要予約)。

・ご希望の方は、令和7年11月14日(金曜日)までにご連絡ください。
   連絡先:加賀市文化課 0761-72-7988

・解説日時
   令和7年11月22日(土曜日) 11:30~12:00

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

文化課文化推進グループ

電話番号:0761-72-7988 ファクス番号:0761-73-4824


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