山中漆器

更新日:2021年07月14日

山中漆器は、山中温泉地区で作られる漆器で、県内の漆器の3大産地として「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」に並ぶ「木地の山中」。山中には古くから木地師(きじし)が多く、挽物(ひきもの)木地では全国一の生産量を誇ります。

木目模様を生かし、自然な風合いを表現する山中漆器の大きな特徴は、木が育つ方向に器の形を取る縦木取り(たてきどり)にあり、乾燥による歪みが出にくい堅牢な器で、椀だけでなく、薄挽きや蓋物などでも精巧な仕上げとなります。

山中温泉地区にはロクロ木地挽きや蒔絵など体験できる施設があります。