令和2年度当初予算について

更新日:2020年10月15日

1.予算編成にあたっての基本的な姿勢

 これまで施策の柱としていた「将来の備え」と「成長戦略」を基本に、「加賀躍進プロジェクト」や「第2期まち・ひと・しごと総合戦略」を踏まえ、「スマートシティ」の重要な要素となる「デジタル化の推進」、「未来を担う人材の育成」、「脱炭素社会への取組み」を最重点事業として位置づけ、積極的な事業展開を図る編成を行いました。

2.概要

予算規模について

 一般会計の当初予算額は、337億8,500万円(前年度の当初予算対比で3.5%の増加)、8つの特別会計・企業会計を合わせた全会計の予算総額は、675億7,350万円(前年度の当初予算対比で2.0%の増加)です。

スマートシティの実現に向けた主な事業の概要

 スマートシティの実現による「市民生活の利便性向上」、「新産業の創出と産業の集積」、「行政コストの削減」を目指すため次の3つの最重点項目に取り組みます。

スマートシティの実現に向けて

スマートシティ推進事業

  • 「加賀市スマートシティ推進官民連携協議会」において、民間の団体、企業、行政機関が一体になって取組み、実証事業を推進します。
  • 「加賀スマートシティ構想」で示す方向性に基づき、課題解決に向けた先端技術の活用方法などの実施計画を策定します。

1. デジタル化の推進

スマート加賀IoT推進事業(デジタル化事業)
IoT導入を実証
  • 商工業分野、農業分野のほか、新たにIoT等のデータを活用し、観光関連の産業における業務の効率化や誘客の推進を図ります。さらに、最先端分野において地域課題の解決に向けたベンチャー企業等の実証実験を支援します。
アバター技術を実証
  • 「窓口業務」や「教育」の分野において、アバターの本格導入に向けて実証を行います。
ドローンの活用環境を整備
  • 新物流サービスや新ビジネスの創出する分野において、ドローンを利活用するために3D地図を整備し、ドローンを安全に飛行させるための実証実験を進めます。
MaaS(マース)推進事業
  • 市内の交通機関の情報をIT技術により連携させ、 一体的な交通サービスとして提供するMaaS(Mobility as a Service)を推進し、「加賀MaaSコンソーシアム」の運営を行うとともに、市内交通サービスの最適化を図ります。
デジタル化推進事業
  • 「デジタル自治体プラットフォーム」を構築し、マイナンバーカードを活用した個人認証による精度の高いサービスの提供や、行政手続き等の電子化による市民や市内外企業の利便性を向上を図ります。
  • 市職員の勤務管理業務に顔認証システムを導入し、行政コストを削減します。
母子健診情報デジタル化事業
  • 乳幼児健診と学校情報検診の情報を一元管理することで、個人がスマートフォンアプリを使用し健診データを閲覧することが可能となり、子どもへの健康管理の意識と利便性の向上を図ります。

2. 未来を担う人材の育成

ICT活用学習支援推進事業
  • ICTを活用した「総合学力調査」の結果に基づき、一人ひとりの教育ニーズや学習状況に応じた個別学習の環境を提供し、学力向上を目指します。
STEAM教育を推進
  • 「総合的な学習の時間」を支援するとともに、ICTを活用した教育環境の実証事業として、中学2年生を対象にVRキット等を活用したICTの体験や小学校にLTEタブレットを整備し、アクティブラーニングを実施します。
プログラミング教育推進事業
  • マイクロビットなどの小型コンピュータを活用した事業やロボレーブクラブなどを実施し、学力の向上を図ります。
コンピュータクラブハウス加賀 運営事業
  • 全ての子どもたちがテクノロジーに触れ、AI等を活用し、新たな未来社会に対応できる人材を育成します。
スマート加賀IoT推進事業(人材育成事業)
IoT人材育成事業
  • 市内企業を対象としたIoTに関する講習を開催や、IoTを導入するための助言者の派遣など、人材育成を行います。
ロボレーブ世界大会を開催
  • 世界的な児童・生徒のロボット大会である「ロボレーブ世界大会」を日本で初めて開催します。
イノベーションセンター(人材育成拠点)の整備
  • 5Gが利用できる環境整備を行い、機能強化を図るとともにインキュベーションルームの入居者に対応し、スタートアップを支援します。

3. 脱炭素社会への取組み

エネルギーマネジメント推進事業
  • 再生可能エネルギーを地産するため、公共施設の屋根や市有地を活用した太陽光発電の導入可能性について調査を行います。
  • 「脱炭素社会」と「地域内経済循環」の実現を目指すため、加賀市版RE100推進協議会にて情報共有を行い、講演会の開催等で普及を推進します。

主要事業

(基本方針)は、「第2次加賀市総合計画」における7つの基本方針を示します。

成長戦略

安心の子育てと地域に根ざした教育による笑顔あふれるまちづくり(基本方針1)
・東京2020オリンピック・パラリンピック開催関連事業
  • 海外オリンピック選手事前合宿受入事業
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレー開催事業
観光と歴史、文化の振興による賑わいのあるまちづくり(基本方針2)
第2次加賀市観光戦略プランの推進
  • 海外都市交流事業
  • インバウンド推進事業
  • 大阪観光局連携事業
  • 加賀温泉郷誘客促進事業
  • 加賀温泉駅開業50周年記念事業
  • フィルムコミッション映画誘致事業
  • 東京2023加賀プロジェクト事業
柴山潟遊歩観光ルートプロジェクト
  • 湖岸遊歩道整備事業
  • 実盛塚園地再整備事業調査・基本計画策定業務
ものづくりと雇用創出で、活力と勢いのあるまちづくり(基本方針3)
  • THU JAPAN 2020 開催支援事業
  • まちなか店舗立地支援事業
  • 温泉街出店促進モデル事業
豊かな自然を守り育てる、美しく快適なまちづくり(基本方針6)
加賀温泉駅周辺施設整備事業
  • 加賀温泉駅北側広場実施設計及び路線測量業務
  • 加賀温泉駅前広場消融雪施設実施設計業務
  • 加賀温泉駅周辺用地購入
  • 加賀温泉駅前広場支障移転事業等
将来を見据えた、効率的な行財政で支えるまちづくり(基本方針7)
  • 業務効率化に向けたRPA導入推進事業

将来への備え

安心の子育てと地域に根ざした教育による笑顔あふれるまちづくり(基本方針1)
かがっこ応援プロジェクト2020
  • 放課後児童クラブ運営委託事業
  • 保育園等給食費無料化事業
  • 特別養子縁組支援事業
いつまでも元気で健やかに暮らし続けられるまちづくり(基本方針4)
  • KAGA健食健歩プロジェクト
    • 健康のまちづくり推進事業
    • ウォーキングやラジオ体操の推進
    • タニタ食堂や活動量計による健康づくりの可視化
    • KAGA健幸ポイントによる健康づくりの継続化
    • 「KAGA健康フェスタ」にあわせたウォーキング教室の開催
  • 高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業
  • スマートホスピタル推進事業
みんなが手をとり、いきいきと安心して暮らせるまちづくり(基本方針5)
人口減少対策
  • 加賀市定住促進事業
  • ローカルベンチャー育成事業
  • 加賀市版「生涯活躍のまち」構想推進事業
防災力の強化
  • 防災活動推進事業
  • 防災緊急情報伝達システム(防災行政無線)戸別受信機整備事業
消防力の強化
  • 消防力の強化事業
豊かな自然を守り育てる、美しく快適なまちづくり(基本方針6)
  • 市道C第432号線消融雪施設整備事業(小菅波町~作見町地内)
  • 市道C第73号線道路改良事業(宮町・田尻町地内)
  • 萬松園活用計画策定事業
  • 汚水管渠整備事業
将来を見据えた、効率的な行財政で支えるまちづくり(基本方針7)
  • シティプロモーション推進事業
  • 山中温泉支所庁舎解体等実施設計事業

備考

その他、一般会計の歳入、特別会計、企業会計など詳細な内容については、関連ファイルをご覧ください。

関連ファイル

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