あぢの郷米

加賀国(石川県)と越前国(福井県)の国境に近い片野鴨池。江戸時代のはるか昔から、ここは水鳥と農家が共存共栄する舞台でした。
今も、片野鴨池周辺で稲作を続ける農家は冬の田んぼに水を張って餌を採りやすくするなどの取組みをしています。
水鳥たちの安全な餌場づくりのため、農薬もただ減らすだけではなく、より安全なものを選ぶための厳しい基準を守るなど、新たな時代の「共生農法」を全国に先駆けて実践してます。
そのようにして育てられている「あぢの郷米」の栽培方法と、生産者グループの「あぢの郷米部会」のメンバーを紹介いたします。
「あぢの郷米」栽培方法のご紹介
化学肥料は一切使わず、時代に先駆け「減農薬から“優農薬”へ」
「あぢの郷米」は、苗箱で苗を育てる段階から化学肥料を一切使用しません。
また、有機栽培と同じ基準で育てられた大きな苗を用いることで、病気や害虫に強い苗を育てます。それにより、農薬の使用量を通常の半分以下に抑えています。
やむを得ず使用する農薬も、関連法で定められた基準の中でもっとも安全性が高いレベルのものを選択する方針を定めています。(農薬の使用に際しては、一部の浸透性殺虫剤(ネオニコチノイド系及びフェニルピラゾール系)を使用しないほか、用途に応じて農薬取締法、化学物質把握管理促進法、毒劇物取締法の各法的基準でもっとも安全性の高いレベルのものを選択しています。)
つがいのトモエガモ 田尻治伸氏撮影
鴨池観察館提供
落穂を籾ごと食べる水鳥たちの健康を守るため、籾殻に付着する残留農薬からの影響にも配慮し、農薬を厳しい基準で選択する農法=「優農薬農法」に取り組んでいます。
通常よりも大きく丈夫な苗を植え、病害虫に負けない稲を育てます。

薬のヘリ空散を受けないように、看板を設置してお知らせしています。
時代に先駆け、新たな農業に挑戦している「あぢの郷米」の生産農家をご紹介します。

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更新日:2024年03月22日