平成28年度9月補正について

国からの「地方創生推進交付金」を活用した3つの事業の追加や、複合施設としての旧加賀市民病院跡施設の整備費の追加、子育て応援ステーションの運営費の増額、道路や側溝の整備費の追加が主な内容です。

一般会計で8億6,230万円を増額、また、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、下水道事業特別会計、病院事業会計、および水道事業会計を合わせた全会計では、補正総額10億930万9千円の増額です。

• 都市部からの人の流れをつくるとともに、雇用を創出するため、「地方創生推進交付金」を活用した3つの事業費を追加計上しています。
  1. 「チャレンジできるまち PLUS KAGA」と名付けた、地域資源を活用した新たな起業家を育成するとともに、都市部の若者などの就労支援を行いながら自立を促し、加賀市での就労に結びつけていく事業。
  2. IT人材を育成する拠点を設置するとともに、小中学校のプログラミング教育と経済産業省から採択を受けた「地方版IoT推進ラボ」を核として、 人材育成から創業支援までを一体的に実施することで、新規ビジネスの創出や創業を目指す事業。
  3. 福井県の勝山市、あわら市、坂井市、永平寺町と加賀市の5市町による「越前加賀インバウンド推進機構」において、海外からの誘客を推進するため、広域観光における地域づくりを目的とした調査や計画を策定する事業。
• 旧加賀市民病院跡施設の活用として、保健センターや、シルバーワークプラザ、青少年育成センター、そして各種団体の事務所、また、多目的に活用できるエントランスホールや会議室を配置するとともに、4階には外国人向けに日本語学校を開校する「アリス国際学園」を誘致し、まちなかのにぎわい創出を図る複合施設の整備費を追加計上しています。
• 妊娠期から子育て期にわたるサポートを同一施設で一体的に行う県内自治体初の取り組みとして、平成28年10月3日から開設する「子育て応援ステーション かがっこネット」の運営費を追加計上しています。
• きめ細かな生活基盤整備として、道路、側溝、交通安全施設等の整備や、維持補修にかかる費用を追加計上しています。

総務費

• 町内会等が行う防犯灯の整備にかかる助成費を増額しています。
• 平成27年度の事業実績に基づく国・県支出金の返納金を追加計上しています。

民生費

• 高齢者が住み慣れた地域において介護サービスを受けることができる「小規模多機能型居宅介護拠点整備」への助成費を追加計上しています。
• 保育料や児童扶養手当に関する制度改正に対応するためのシステム改修費を追加計上しています。

衛生費

• 予防接種法の改正により、平成28年10月から定期接種となるB型肝炎の予防接種費を追加計上しています。
• 山中温泉地区における「旧百峰閣寮」の解体整備に向けた土地建物の購入費などを増額しています。

商工費

• 市内事業者の輸出促進や海外展開を支援する体制作りのための費用を追加計上しています。
• 市内の九谷焼や山中漆器などの作家の方々が平成29年1月に大阪で開催する「関西九谷焼展」の開催助成費を追加計上しています。
• 景観に配慮した観光サインの設置に向けた設計費を追加計上しています。
• 旧加賀市民病院に開校予定の「専門学校アリス学園」の学生寮として、病院事業会計で遊休資産となっている大聖寺本町の旧医師官舎を活用するための補修費を追加計上しています。

土木費

• 柴山潟の湖岸と温泉街を結ぶ一体的なまちづくりに向け、湖岸遊歩道が未整備となっている区域の整備計画の策定費を追加計上しています。

消防費

• 消防団員の活動強化を図るため、冬季における防寒衣の購入費を追加計上しています。

教育費

• 北前船ゆかりの全国11市町が連携し、文化庁が認定する「日本遺産」への登録を目指す事業費を追加計上しています。
• 平成29年4月に「加賀温泉郷マラソン2017」を開催するための助成費を追加計上しています。
• 屋内水泳プールにおける天井板撤去工事に伴う休業補償費や、改修に向けた基本計画策定費を追加計上しています。

地方交付税、国・県支出金、繰入金、繰越金、諸収入および市債を増額しています。

• 石川県後期高齢者医療広域連合への保険料納付金について、年度間調整のための所要額を追加計上しています。

• 平成27年度の事業費確定による国、県等への返還金を追加計上しています。

• 柴山潟浸水対策事業として、ポンプ場整備に起因する建築物の復旧費等を追加計上しています。

• 旧医師官舎の補修費を追加計上しています。（商工費を参照）

• 北陸新幹線整備事業に伴う配水管の支障移転工事費を追加計上しています。

詳細な内容につきましては、関連ファイルをご覧ください。