平成24年度9月補正予算の概要
今回の補正は、統合新病院(注釈)の建設費に係る債務負担行為の設定、津波に関する「海抜表示プレート」設置費の増額、関西都市圏において加賀温泉郷をPRする費用の追加補正を主な内容としています。
(注釈)統合新病院について、加賀市民病院と山中温泉医療センターを統合する新病院の規模や機能など建設に関する方針を示した「加賀市統合新病院建設基本計画」を平成24年8月に策定しました。
基本計画の詳細は、関連リンクをご参照ください。
一般会計補正予算の主な内容
主要事業
- 津波に対する意識を高めるため、6月に塩屋地区内30箇所において先行的に設置を行った、電柱等への「海抜表示プレート」を、さらに市内の沿岸部全域となる4地区230箇所に拡大するための費用を追加計上しています。
- 平成24年秋に大阪市でグランドオープン予定の「阪急うめだ本店」を会場として、平成25年1月開催の「(仮称)九谷焼吉田屋展」において、加賀温泉郷をPRする観光物産イベントを展開するための費用を追加計上しています。
- 道路等の生活基盤整備として、側溝整備費、並びに道路舗装、歩道、及び交通安全施設の維持補修費の増額を行っています。
その他の主な補正
総務費
- 「市民主役条例」に基づく市民からの提案を検討する審議会に係る経費を追加計上しています。
- 旧片山津温泉総湯の耐震診断に係る経費を追加計上しています。
- 平成23年度の事業実績の確定に基づく国・県支出金の返納金を追加計上しています。
民生費
- 高齢者が自宅近くの住みなれた地域で介護サービスを受けられるようにするため、山中圏域を対象とした、「小規模多機能型居宅介護施設」の整備に対する助成費を追加計上しています。
- NPO法人による地域子育て支援拠点の運営助成費や、母子家庭の自立に対する助成費の増額を行っています。
衛生費
- 国の薬事承認により、新たに「不活化ポリオワクチン」が導入されることに伴い、その接種費の増額を行っています。
- 平成24年11月に開催を予定している「柴山潟流域環境保全フォーラム」を石川県と共同開催することによる内容拡充の費用の増額を行っています。
商工費
- 平成24年10月末から、加賀市のほか、金沢市と小松市で行われる、「第29回伝統的工芸品月間国民会議全国大会」に対する開催支援費を追加計上しています。
教育費
- 東和中学校において「特別支援教育支援員」を増員する費用のほか、小・中学校や図書館の緊急修繕費を追加計上しています。
災害復旧費
- 平成24年1月に発生した、「新堀川潮止水門監視所」への落雷事故を受けて、県が行う復旧工事に係る負担金を追加計上しています。
債務負担行為
「統合新病院建設基本計画」の財源計画に基づき、病院事業会計への出資金12億7,810万円を債務負担行為として追加計上しています。
特別会計及び企業会計補正予算の主な内容
国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計及び介護保険特別会計
平成23年度の事業費が確定したことによる国庫支出金の返還や保険料納付金の年度間調整などの補正を行っています。
下水道事業特別会計
「合併処理浄化槽設置助成」について、助成件数の増加に伴い所要額を増額するほか、国庫補助金の精算による返納金を追加計上しています。また、債務負担行為として、下水道料金の収納業務を水道料金業務の委託に併せて行うことから、水道事業会計に対する負担金を追加計上しています。
病院事業会計
「統合新病院建設基本計画」に基づき、平成24年度から平成27年度までの統合新病院建設事業費として、造成費や建築工事費など、67億5,000万円を債務負担行為として追加計上するほか、今年度現計予算では、統合新病院の建設事業者選考プロポーザルに係る費用を追加計上するとともに、用地費の精算による減額を行っています。
水道事業会計
山中浄水場整備事業費、国道8号の拡幅に伴う配水管工事費などのほか、水質基準に適合するため消毒剤購入費の増額を行っています。また、債務負担行為として、水道料金の収納などの業務を委託する費用を追加計上しています。
補正予算の額
これらの結果、9月補正予算は、債務負担行為を除き、一般会計で1億1,570万円を増額し、補正後の総額は295億6,630万円です。また、特別会計と企業会計を合わせた6つの会計では、1億6,305万8千円を増額し、補正後の総額は331億255万8千円です。
詳細な内容につきましては、関連ファイルをご覧ください。
関連ファイル
平成24年度9月補正予算書・予算説明書 (PDFファイル: 2.6MB)
平成24年度9月補正予算概要 (PDFファイル: 1.6MB)
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更新日:2020年10月15日