優秀なデジタル人材を輩出・大聖寺実業高校メカトロ部

更新日:2021年08月16日

加賀市内にある大聖寺実業高等学校のメカトロ部は、「レッツゴー全国大会・国際大会」を合言葉に、「リモコンロボット」や「自律型ロボット」を作って、競技会に出場しています。

加賀市で開催されている「加賀ロボレーブ国際大会」にも毎年出場しており、毎年優勝するなど、輝かしい実績を上げています。

また、白線を自動認識して、ハンドル・速度を自動制御して走るロボットで速さを競う「ジャパンマイコンカーラリー」でも4年連続全国大会出場(12回)を果たしています。

今年からは、自立型ロボットによる国際的なロボットコンテスト「WRO」にも参加しはじめました。

次の大会に向けてマイコンカーの調整を行う

基板づくりには集中力が必要な繊細な作業も

WROにも新たに挑戦しはじめた

平成27年から毎年優勝している「加賀ロボレーブ国際大会」がきっかけで、NASA研究員の目にとまり、研究員の呼びかけにより、「STARRプロジェクト」に参加し、AIロボットの研究を開始しました。このプロジェクトは、「高校でのロボティクスのプログラミングを通した課題解決学習を行い、優秀な人材を早い段階から育成し、高等教育機関・政府や企業の抱える人材不足に対応する」ために発足されたもので、世界7か国の高校生が参加し、日本では唯一大聖寺実業高等学校メカトロ部だけが参加しています。

研究テーマは「障害物を回避して走行するAIロボット」で、自律型ロボットがセンサーで蓄積した大量なデータを活用して、AIコーティングのみで障害物を回避する方法を学習する仕組みを研究しています。毎週のようにNASAの研究員とオンラインでコミュニケーションをしながら、プロジェクトを進めています。

AIによりカメラがついたロボットは障害物があるとルートを変更して進みます

部員で役割分担をしながら、AIに学習させるデータを作成

令和3年7月からは「STARRプロジェクト」をさらにレベルアップさせたプロジェクトが始動し始めました。

今後ますますの活躍が期待される大聖寺実業高校のメカトロ部にぜひご注目ください。